【神奈川全県模試主催】2023(令和5)年度高校入試研究会に参加しました!

高校入試

こんにちは。ホタル塾文系担当の中島です。

6月後半から公開されている全県模試主催のセミナーに参加してきました。そこでの学びを改めてまとめていきます。

県全体の話題

増加した志願変更

神奈川県の公立高校入試では、出願後に一度だけ志願先を変更できる制度があります。出願期間後に、各学校の倍率を見て志願変更をする受験生も決して少なくありません。

2023年度入試では、この志願変更が3950名いました。これは昨年と比べると750名以上の増加です。慎重になった人がかなり増えたということができます。

これには出願に関する制度も関係しています。以前は1月末に各受検者が学校に願書を提出していましたが、コロナ禍で各中学校が取りまとめて郵送するという形に変更になりました。

そのため、以前よりも2週間近く早く受験校を決めなければいけないという状況が続いていました。直前まで得点力の推移を見てから出願することができないため、いざ2月になった時に志願変更をしなければいけない、という状況がありました。

ですが、2024年度入試からは1月29日から31日の間のWeb出願になりました。これにより、志願変更の数字も変わってきそうです。

倍率の二極化

県全体では公立高校の募集人員が40,930名。応募者48,133名に対し、合格者が39,463名でした。人気のある高校は高倍率になり、かたや募集が集まらずに定員割れを起こす高校も多くあるというのが現状です。

データで見ていくと、倍率1.3倍以上のいわゆる高倍率の高校が、学力重点校を中心に県全体の25%ほどを占めています。それに対して倍率が1.0倍以下(=定員割れ)の高校が県全体の25%ほどあります。完全に二極化しているのが現状です。

入試問題はどう変わったのか

5教科の入試

神奈川県入試は。2013年度入試をさかに大きく変わりました。それ以前は前期選抜がありましたが、それがなくなり、50点満点だった5教科の筆記試験が100点満点になりました。このタイミングで特色検査も始まっています。

その後、マークシート式になったり、特色検査が共通問題になったりと変化はありましたが大きく変わったのは2013年からです。

さて、2013年以降で各教科の平均点を見ていくと、2015年入試が最も平均点にばらつきが見られました。国語が64.4点に対して理科が37.4点です。そのさはなんと27.0点。これ以降、なるべく各教科の難度をそろえようと努力している様子がうかがえます。

ですが、長らく国語の平均点だけ高かったり、難しかった社会科がコロナ初年度で超易化したりと、なかなか調整がうまくいかない様子でした。昨年2022年は各教科の平均点がかなり落ち着きましたが、2023年度入試は再び国語の平均点が大幅に上がりました。他教科はやや難化したように見えますが、国語が14点近く平均点が上がっているので、5教科全体の平均点も引きあがっています。

ここ2年は問題傾向に大きな変化はなく、また2024年度にどういった問題になるのかが楽しみです。おそらく国語は難しくなりそうなので、対策が必要ですね。

各教科の内容については別の記事でまとめているので詳しくはそちらをご覧ください。

特色検査

特色検査は全体の平均点は下がっています。結果として難化したと言って良いでしょう。学力検査ができるからと言って得点できるわけではないというのが特色検査です。

もちろん、5教科の学力との相関関係はあります。まずは5教科の学力をつけていくことが必要ですが、学力検査の結果からの逆転現象も各学校で起こっています。

5教科の対策もしつつ、特色検査に向けてもしっかりと対策をしていくことが大切です。

特色検査について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

相模原地域の話題

相模原とひとくくりに言ってもかなり広いのですが、まとめて公立高校に関するトピックを見ていきます。

相模原弥栄(普通)は倍率が変わらないが、合格者平均が下がった。

相模原弥栄(美術)(音楽)はここ数年(美術)の方が少々レベルが高くなっている。

上溝橋本※倍率が下がったとの合格ラインが横並びに。

相模田名相模原城山も若干相模田名が上だが、ほとんど横並び。

相原(農業)(総合ビジネス)ともにここ2年は落ち着いてきた。

相模原弥栄の合格ラインが下がったことや県立相模原の人気が、かつてに比べると緩やかに落ち着いてきていることから、相模原地域の上位層の子が他地域に流れているということがありそうです。

県央地域の話題

続いて、県央地域の最新の動向を簡単にまとめていきます。

大和の倍率が上がり、厚木との差が縮まったか?

綾瀬の倍率が下がり、座間総合との差がなくなってきた。

海老名は依然人気で、座間との差が開いている。秦野にも差をつけている。

大和は入試難度こそ上がっていますが、厚木の大学進学実績はかなりのもので、やはり翠嵐湘南、柏陽についで神奈川県屈指の名門校は健在といったところです。

また、海老名高校はどうしてこんなにも人気があるのでしょうか。行事が盛んという学校のイメージや、進学実績などの学校そのものの魅力も理由の一つでしょう。それに加えて、トップ校の一つ下の位置づけであることも、結果として倍率や難度が上がる理由と言えそうです。

厚木、希望ヶ丘、大和、相模原などのトップ校受検者が志望校のランクを下げたときに視野に入るのが海老名高校です。相鉄線と小田急線という大きな私鉄路線が交わる海老名は非常に通いやすい場所なんですね。小田原の方面から通う子もいます。

まとめ

このような形で、模試会社さんや教材会社さんとこまめに連絡を取りながら、最新の情報を皆様にお伝えできるようにしています。県全体の情報とに加えて近隣の情報もしっかりと収集して参ります。

このブログには、ほかにも日頃の取り組みや最新情報など、色々なことを載せているので、こまめに覗いてみてください。


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