中学生の勉強

中学校の授業に予習は必要なのか?中学1年生はいち早く勉強のリズムをつくろう!

中学生の勉強

小学生から中学生になると、生活リズムが大きく変わります。

住む場所によっては朝起きるのが早くなり、授業が長くなるので、下校時間も遅くなり、部活に行けば家に帰るのは17:00過ぎ、18:00近くなることもあります。

その中で、勉強のリズムも作り上げていかないといけません。今回は家庭学習についての話です。

家庭学習は必要

家庭学習の習慣がないと、中学生の勉強はまずついていけません。学校の授業を聞くだけでできるようになるなら、全員が同じ成績になっているはずです。

それなのに、あの子はできて、あの子はできないということが起こっている。ということは、学力を伸ばすには、授業以外の時間の使い方が大切だということです。

よく、勉強の質か量かという話になりますが、まずは量が大切です。そもそも量をこなさないうちは、何が質なのかということもよくわかってきません。

量をこなすと、だんだんと理解が深まり、ほかの単元、ほかの教科とのつながりが自分なりにわかるようになり、質が上がってきます。

学校の授業で「わかる」ようになったことを、「できる」ようにすることが家庭学習の目的です。そのためにはまとまった時間で、一定の量を扱うことが大切です。

予習か復習か

その家庭学習で扱うのは、学校の予習か、復習か、どちらが良いのでしょうか。

結論、圧倒的に復習の方が大事です。先ほども書きましたが、同じ授業を受けても一人一人の定着度合いが違うから、クラスに30人いたら30通りの通知表になるのです。

学校の授業で習った内容を、必ず自分でできるように繰り返しましょう。特に、積み重ねが大切になる英語と数学です。

学校のワークをノートに解いたり、市販の教材を用意しても良いでしょう。学校の授業で習ったところの問題を解くようにすると、わからないところも少ないので、自宅学習を進めやすいと思います。

学校から渡される教材のなかには、先生が授業で触れないような難しい問題も含まれていることがあります。その場合には、学校や塾の先生に質問するしかありません。直近で習った、できそうな部分を完ぺきにするだけでも大きな効果があります。できない問題が何問かあっても、心を折らずにできるところで演習を積みましょう。

予習するなら…

予習をするなら、復習をして余裕がある時です。特に得意な教科や好きな教科は予習しやすいと思います。

予習と言っても、授業で習う前の問題を解けるようにする必要はありません。英語なら、こんな文法を習うのか…とみておくだけでもOKです。

数学でも、試しに例題を解いてみるだけで、授業の理解度が全然違います。試しに触れる程度でもよいのです。

理科や社会は、時間が空いたときにたまたま目に入ったページを読むだけでも勉強になります。国語も、文章を読むのが好きな子はどんどん先の文章を読んでしまいますね。こういう、誰かに強制されない学びこそ、その子の大きな財産になります。

理社が本当に好きな子は教科書よりも資料集を眺めていますね。以前、指導していた子で県立厚木高校に合格した子は、模試で出題された小説の続きが気になって、図書館でその本を借りて読んだと言っていました。

最後の国語の話は予習とは少し違いますが、このように自分から進んで行うからよい勉強になるのです。予習は人からやらされて嫌々やるくらいならやらなくてよいです。

まずは復習に時間を使いましょう。学校の授業を集中して聞く。そして、復習する。このサイクルを中1のはじめで作り上げましょう。

塾には行くべきか?

これまで、勉強に困ったことがないのなら塾に行く必要はないと思うかもしれません。そういう人でも、英語と数学は塾に頼ることをおススメします。

英語は、小学生から中学生になると本格的に読み書きがスタートし、英文の構造を理解することが求められます。学校の授業で扱う教科書では、いきなり複数の文法単元が登場し、体系的に英語のしくみを理解しづらくなっています。

また、数学は演習量を稼ぐためにも学校以外の場所でしっかりと見てもらった方が良いです。

そして、ホタル塾が一番大切にしているのは、勉強の習慣です。中1のスタートですが、しっかりと宿題を出します。中1のはじめは英数国の3科目で受講する子が多いので、週2回通塾で、その間の家庭学習用の宿題もそれなりの量を出しています。

学んだ内容を定着させるのはもちろん、家で机に向かう習慣をつけること、そして、期日までに与えられた範囲を完成させること。これを習慣にしてもらうのが目的です。

勉強のスタイル・習慣を身につけるためにも、塾に通う事はオススメします。

塾の先生だから、というポジショントークでもあるかもしれませんが、一人でできないなら誰かにお願いするのは当然ことだと思います。

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