今回の記事では「部活」と「塾(勉強)」の両立を実現させるために大切なことをお話していきます。
文部科学省による調査では、2017年の中学生の部活動参加率の全国平均は87.6%でした。このことからも、ほとんどの中学生が部活動を行っていることがわかります。
そんな、部活動を頑張っている子がどのようにしたら勉強と両立させることができるのか。。。
両立させている子の特徴
部活と勉強を両立させている子には共通した特徴が見られます。
その特徴は、大きく2つあります。
①規則正しい生活を送っている
➁時間の使い方が上手い
規則正しい生活
両立できている子は、「早寝」をしていて生活リズムが整っています。
小学校時代の校長先生がよくこんな言葉を仰っていました。
「早寝・早起き・朝ごはん」
シンプルではありますが大切なことです。特に成長期である中学生にとっては非常に大切です。しかしながら、分かってはいても夜更かしをしてしまったり、その影響で起きるのが遅くなり、準備が間に合わずに朝ごはんを食べずに学校へ向かう…なんて子もいます。
朝ごはんを食べずに学校へ向かうと昼食まで(1時間目~4時間目)の授業が集中できず頭に入ってきません。ボーっとしてしまったり、机に伏せて授業中に居眠りをしてしまうなんてことも…早寝をしないことで悪循環が始まります。今夜から遅くても23時までには寝ましょう!
時間の使い方
両立できている子は、「優先順位」が確立しています。
ここでいう優先順位とは、1日(24時間)の時間を何に充てていくのかの優先順位のことを指します。
今回は部活と塾(勉強)の両立を考えていますので、大きく4項目に分けてみたいと思います。
「勉強」「部活」「娯楽」「睡眠」※学校の授業は勉強時間にカウントしません。
これらの4項目をどのような優先順位にするとよいのか、考えてみましょう。
しっかりと、両立ができている子は…
「睡眠」→「勉強」→「部活」→「娯楽」の順で優先しています。
しかし、やってしまいがちなのが…
「勉強」→「部活」→「娯楽」→「睡眠」の順で優先をしてしまうことです。
まずは、睡眠時間をきちんと確保するようにしましょう。
その方法としてこの後、お話していきます。
両立させる方法
ここまで、両立させている子の特徴をお話ししました。
直接的に部活や勉強に関係することではありませんでしたが、部活や勉強を支えているものでした。
ではどのようにしたらよいのか。ここからは、その方法をお話していきます。
両立させる方法は、大きく2つあります。
①最終就寝時刻を決める・守る
➁適度な仮眠をとる
寝る時刻を決める
先ほどお伝えしたように、睡眠時間が足らないことで生活リズムが崩れ始めます。まずは、そこを改善することを優先します。
その方法の1つとして、寝る時刻を決めることです。先ほどは遅くても23時までには寝ましょうとお伝えしましたが、厳密言いますと睡眠時間を最低8時間とるようにしてください。
登校時間や早起きして自習してから学校に行く場合などで、起床時刻は人それぞれかと思います。起床時刻から逆算して最低8時間睡眠を確保するようにしましょう。
就寝時刻になったら、きちんと布団につき目を閉じましょう。
寝つきが悪くなるため、就寝時刻30前はスマホを触るのは禁止です。
仮眠をとる
しっかりと、8時間睡眠をとっていても部活の疲労で勉強中に眠気がくることもあります。そんなときにオススメなのが「仮眠をとる」ことです。
仮眠をとる際に気を付けておくことは、仮眠は15分~30分以内にすることです。
それ以上の仮眠をとってしまうと、夜眠れなくなってしまう可能性が高まるからです。
学校や塾で眠気がきたときは、休み時間に5分でもいいので目を瞑ってみてください。
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