塾生の頑張り

保護者の方との電話から。子どもが本気になる瞬間はいつ訪れるかわからない。

塾生の頑張り

こんにちは。ホタル塾文系担当の中島です。今回は、保護者の方とのお電話の中で感じたことについてです。

当塾は個人塾ということもあり、とにかく密に保護者の方と連絡を取りたいと思っています。しつこいと思われていないか心配になることもありますが。

「大人に見てもらっている」という感覚が子どもの成長には欠かせないと思っているので、なるべく多くの情報を共有したいと思っています。

模試の結果が良かった

中学2年生の子なのですが、理系担当の牧から模試の結果を返却した際、本人は英語の点数が上がったのを喜んでいました。

お電話で保護者の方から話を聞くと、家でもやはり「英語の点数が良かった」と話をしていたそうです。確かに、英語は5教科の中でも得点が高く、同じ高校を第一志望に選んでいる子の中では一位の得点でした。

ただ、英語以外もきちんと上がっているのです。英語以外の国語数学理科社会は誇れる点数ではなかったから自分から言うのは、恥ずかしいというのもあるかもしれません。

それでも、12月に受けた模試から3月に受けた模試までで、5教科合計約60点分点数アップしているんですね。しかも、模試の難度は上がっているわけなので、必ず要因があるはずです。

面談で言語化

ホタル塾では、面談を大切にしています。その子が何を大事にしているのかを把握してかかわることが大切だと考えているからです。

今回の模試返却面談では、コメントの前に質問から入りました。

理系担当 牧
理系担当 牧

どうしてこれだけ点数が上がったのか、自分で言葉にしてみて。

すると、その子の口から、「確認テストで一発合格することにこだわっています」という言葉が返ってきました。

そうなんです。春期講習くらいから授業前に黙々とその日のテストの内容を確認するようになったんです。後ろから友達が話しかけても、返事を軽くするだけで、すぐに単語をノートに書きなぐるんです。

そして、ほぼ毎回満点でサクッと帰るというのをここ一か月くらい続けています。電話で、保護者の方に話してみても、同じことを家でも言っているとのことでした。

塾で何かきっかけがあったわけではありません。ただ、ここ1か月の取り組みがものすごくよいのは、見ていて感じていました。次回の授業のときに、何かきっかけのようなものがあったのかどうかも聞いてみようと思います。

何がきっかけになるかはわからない

保護者の方との電話では、3学期くらいに学校の数学の先生から進路を意識するような話をしてもらったという話が出てきました。(担任の先生ではないそうです。)

そういった些細な大人とのやり取りで火が付いたのかもしれませんし、全く別のことかもしれません。時期的に、仲の良い先輩の高校合格もあるか?

考えられることはたくさんありますが、こればかりは聞いてみないとわからないので、明日話すのを楽しみにしています。こういう深いところを聞いていくと、その子のモチベーションがわかるので指導もしやすくなります。

いずれにしても、こちらでも保護者の方でもわからない何かのきっかけがあったということなのだと思います。きっかけというきっかけがないという場合もあり得るので、人のやる気に火が付く瞬間というのは面白いですね。

学力を少しでも向上させるために、こういった心の些細な動きにも目を向けていきたいと思います。

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