【相模原高校】合格した先輩の2学期。中3内申と模試の偏差値UPのためにやったこと。

query_builder 2025/05/04
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相模原地域のトップ校である相模原高校(県相)に逆転合格を果たしたAくんの1年間を、4回にわたって連載記事で振り返っています。


今回は3回目、9月~11月(2学期定期テストまで)を見ていきましょう。


相模原高校だけでなく、相模原弥栄高校や麻溝台高校など、公立の上位校を目指す人はぜひ参考にしてみてください。

9月全県模試

下記が9月全県模試の結果です。行事があったり、夏休みほど受験勉強に時間を費やせないもどかしさとも戦っていました。



■9月全県模試 偏差値

5科
58 61 52 57 65 61



夏休みから続けて、数学は中3内容のカリキュラム(相似な図形)を進めていました。国語と英語は塾用教材を使って入試対策を進めていました。


英語の長文読解は夏に関係代名詞などを学びきって、精読の訓練をしたので、だいぶ読めるようになってきていたのですが、とにかくスピードが遅かった。。。授業中の時間制限に間に合うことは、この段階では一度もありませんでした。


社会は塾用の入試対策教材、『極める神奈川』を使って大問ごとに対策演習。まだ、中1中2内容の基礎演習も並行しています。


理科も中3内容を学びつつ、中1中2内容の基礎の確認を並行していました。


特色検査は、模試の偏差値が41だったのですが、落としていた問題をよく見てみると大問1で大量失点していたので5教科に集中することにしました。


※特色検査の大問1は例年英語長文を用いた出題です。英文が読めるようになると一気に得点源になります。



10月全県模試

10月も引き続き、教科によっては教科書内容を進め、教科によっては入試対策という形で進めていました。10月の半ばに実施した模試の偏差値は下記のとおりです。





■10月全県模試 偏差値

5科
58 63 59 64 52 61


苦手だった英語は解く順番と時間配分にテコ入れをして、初めて素点で70点を超えました。(平均点が高く偏差値は変わっていません)


それ以外の教科も微妙に上がり、5科の偏差値は61まで上がっています。それでも、相模原高校の合格者平均偏差値は64前後。この時点での合格可能性はまだ30%でした。


国語は安定して稼ぎ頭だったのですが、それ以外の4教科が上がったり下がったり。それぞれの「良いとき」がそろえばこの段階で合格判定が出ていたかもしれませんが、ムラがありました。


段々と経験値を積んで学力がついてきても、基礎が固まりきっていないとこういうことが起こります。もしこれを読んでいる受験生で、同じく秋に伸び悩んでいる人はまだまだ基礎固めに注力しましょう。


土台を作れれば、必ず冬に伸びます。


A君はこの段階で少し県相に入るイメージがかすんでいたらしいですが、入塾時の面談で「志願変更期間めいっぱいまで粘る」という話だったので、励まし続けました。


入塾時の内申33から中3の1学期内申が36にあがっていました。とにかく定期テストをやり切って内申を1でも上げて、冬の追い込みにかけようと伝えながら定期テスト対策に入りました。



中3の2学期の定期テスト

結果があまり振るわずに10月の模試が終わり、そのまま一番大事な定期テストの対策期間に入りました。さすがの集中力で、とにかく授業がない日も塾の自習スペースに来て、もくもくと勉強していました。


家ではリラックス、塾では勉強と上手に分けていたようです。保護者の方からはときどき、家ではスマホばっかりという話を聞いていましたが、塾での取り組みが良かったのであまり心配はしていませんでした。


このテスト期間、特に数学をやり込んでいましたね。2次関数の問題をワークの隅々まで解き、思考力を要する問題にも繰り返し取り組んでいました。3時間くらいぶっ続けで数学ばかりやるので、少し心配になりましたが、予想以上の結果を持って帰ってきました。


やり込んだ数学は95点、読解力がついてきて英語も過去最高の92点、5科合計444点で本人的にも満足の定期テストだったようです。



2学期の内申は、33→36と来ているところからさらに2つ上がって38/45でした。相模原高校合格者平均内申には全く届かないのですが、1点でも多くとっておきたいところで無事にアップしましたね。


内申以上に大きかったのが、「主体的に学習に取り組む態度」の観点別評価です。中3の1学期で23/27だったところから、2学期は26/27になりました。


神奈川県の公立高校入試には、一次選考と二次選考というものが存在します。下の画像の通り、定員の10%は調査書の評定(=内申)を見ずに、当日の学力検査の点数を重視してみてくれます。


ただ、2024年度入試から始まった新制度で、成績表の「主体的に学習に取り組む態度」の部分の評定も2次選考の選抜に使われることになりました。


同じ「4」でもとにかく「主体的」の観点はAでそろえるようにしつこく伝えていました。


ここが26/27点になったことで、県相逆転合格が一気に現実的になったといっても過言ではありません。背伸びすれば届くくらいのところまではきていました。




燃え尽き症候群?

しかし、定期テスト期間が終わって成績が発表され、「あとは入試まで頑張るだけ!」というところで、明らかに学習量が落ちました。宿題の履行状況があからさまに悪くなったんですね。


どうやら志望校が固まり切っておらず、やはり相模原高校に合格できるイメージがわかないという状況でした。



次回、最終回となる4回目の記事では、そのような状態で迎えた12月、冬期講習から入試直前期の様子を見ていきたいと思います。


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