この記事では桐光学園を受験する神奈川県の中学3年生とその保護者の方に向けて、桐光学園高校の入試問題の傾向と対策をまとめています。
相模原高校や大和高校、希望が丘高校、川和高校、多摩高校などの公立高校を第一志望としている方向けに書いているので、公立高校入試対策で間に合うのかという視点でも見ていきます。
大問ごとの傾向と対策
各大問の詳細
大問1 小問集合
傾向
大問1は例年(1)~(5)の5問で構成されており、基本的な計算問題が出題されます。
| 〈出題パターン〉 ・累乗を含む文字式の四則混合 ・根号を含む展開 ・複雑な因数分解 ・複雑な2次方程式 ・分子が多項式の分数の加法減法 |
年度によってばらつきはありますが、上記した5つは特に出題率が高い傾向にあります。
対策
大問1は全問正解を目指しましょう。
出題内容がすべての単元の基礎となるようなものばかりですので、まずは教科書の問題を完璧にするところからスタートしましょう。
大問2 小問集合
傾向
大問2は例年(1)~(6)の6問で構成されており(※年度によっては7問)、各単元の小問が出題されます。
| 〈出題パターン〉 ・根号の利用 ・方程式の応用 ・数の性質や規則性 ・平面図形 ・空間図形 ・穴埋め証明 |
年度によってばらつきはありますが、上記した6つは特に出題率が高い傾向にあります。
特に大問後半の設問は、平面図形空間図形が出題されます。
対策
大問2は全問正解を目指しましょう。
大問前半の設問は、ある程度受験勉強していれば対応可能なレベルが出題されますが、後半の設問はなかなかのレベルの図形問題が出題されます。
後半の図形問題を勝ち取るには、定義定理を理解するだけではなく活用できるレベルまで仕上げていきましょう。
試験当日、解法が思い浮かばなければ次の大問3に切り替えましょう。
大問3~5 確率
傾向
大問3~5は例年「確率・関数・図形」が出題されます。
※2024年度(第1回)は平面図形ではなく、空間図形が出題されました。
各大問の設問数は2~5問ほどで構成されています。
ほとんどの問題が、(1)(2)の結果を利用して(3)の問題を解いていく、誘導問題になっています。
まずは、確率分野からお話をしていきます。
| 〈出題パターン〉 ・コインやサイコロを使った場合の数 ・コインやサイコロを使った単純な確率 ・並べ方や配色パターン ・図形を用いたルールや操作を考えながらの確率 |
大きく分けると、このような問題が確率分野では出題されます。
対策
確率分野に関しては、神奈川県公立高校入試と比べると複雑なルールや操作を用いた問題が少ないので、公立高校入試対策をきちんと行っている人は、確率問題はそこまで難易度は高くないと思います。しかし、単純にパターン数を求める問題は、うまく考えると楽に求められる問題も多数ありますので、そのあたりを練習しておくといいです。
大問3~5 関数
傾向
次に関数分野のお話をしていきます。
| 〈出題パターン〉 ・座標を求める ・2点を通る直線の式を求める ・図形の面積を求める ・面積を二等分する直線の式を求める ・回転体の体積を求める |
大きく分けると、このような問題が関数分野では出題されます。
対策
関数問題に関しては、神奈川県公立高校入試と比べると全体的な難易度はあまり変わりませんが、桐光学園の問題は(1)から、ある程度頭をひねった問題が出題されることがあります。そのため、関数がとことん苦手な人は全問不正解という危険性があります。
教科書レベルでは終わらせず、教科書内容を完璧にしたうえで、過去問まで取り組みましょう。
大問3~5 図形
傾向
さいごに、図形分野のお話をしていきます。
| 〈出題パターン〉 ・円と三角形の融合問題 ・相似を利用して長さを求める ・紙を折り返した問題 ・球を用いた問題 |
大きく分けると、このような問題が図形分野では出題されます。
対策
図形分野に関しては、桐光学園の入試問題は小問集合で出題される図形問題も含めて、難易度が高い問題が多いです。図形問題を勝ち取るには、定義定理を理解するだけではなく活用できるレベルまで仕上げていきましょう。
解法が思い浮かばずに目標時間がオーバーしそうな場合は、一旦問題から離れて他の大問の見直しなどに時間を当てましょう。
目標点数と目標時間
| 大問番号 | 内容 | 目標点数 | 目標時間 |
| 1 | 小問集合 | 20点 | 7分 |
| 2 | 小問集合 | 30点 | 10分 |
| 3 | 関数 | 9点 | 10分 |
| 4 | 確率 | 9点 | 10分 |
| 5 | 空間図形 | 9点 | 10分 |
| 合計 | ー | 77点 | 47分 |
※2024年度入試(第1回)を参考に目標を設定しています。
桐光学園の過去の入試データを見てみると、第1回の合格最低点数が高い年度で180点台後半です。獲得点数が6割だと年度によっては合格ラインを下回る可能性があります。そのため、7割獲得を目標点数としましょう。
試験時間は60分間ですが、目標時間に余裕をもっているのには理由があります。
理由
見直しの時間をつくる
数学という教科は他の教科と比べケアレスミスをしてしまう傾向があります。「わかっていたのに間違えてしまった」ということが起こらないように、見直しは必須です。
※ケアレスミスを減らす方法は別記事に詳細を書いていますので、ぜひご覧ください。
本番は思い通りにいかないことがある
数学に限らずですが、本番はいつもより緊張してしまい、思ったようにペンが進まなかったりします。練習の段階からギリギリで制限時間を設けてしまうと「時間が足らなかった」という状況に陥ってしまいます。そうならないためにも、余裕をもって練習をしましょう。こちらから桐光学園過去問をみれます。
求められている力
応用力・活用力
桐光学園の問題は、超基本的な問題が少なく、大問1の小問集合ですら頭をひねって工夫をして解き進めていく問題があります。
つまりは、計算方法や定義定理、公式などを丸暗記しているだけでは通用しない問題が多く出題されているということです。3年間で学んできた知識を問題にどのように活かしていけるのか、応用的な発想力が必要になってきます。
持久力・忍耐力
桐光学園の入学試験は英語数学国語の3教科あり、そのうちの数学のみ試験時間が60分と、ほかの教科と比べて10分間長く設定されています。神奈川県公立高校入試も、各教科の試験時間が50分間なので60分という長時間、集中力を切らさずに計算をしていく持久力が必要になってきます。
後半の大問ほど難易度が高い問題が出題されますので、そこで心がおられないように最後まで解き続ける、忍耐力もつけておきたいです。
時間を管理する力
先ほどお伝えしたように、数学の試験時間は60分間です。試験時間が長ければ長いほど時間配分・管理が難しくなります。
大問1からひたすらに解き進めると、時間切れで最後の大問が解けなかった。ということが起きてしまう可能性があります。60分間で試験を終わらせる考え方ではなく、小分けにして大問ごとに制限時間を設けて進めていきましょう。
各大問の目標時間の目安は先ほどの表を参考にしてください。
また、解法がなかなか思い浮かばない場合は思い切って飛ばして次の問題に移るのも一つの手です。満点を獲得する必要はないので、過去問を実施する中で、「飛ばす」「取捨選択」の練習をし、時間を管理する力を身につけましょう。
神奈川県対策で合格ラインを超えるか
公立入試と過去問
この記事は神奈川県の公立中学校に通う中学生、およびその保護者の方向けに書いています。厚木高校や相模原高校、大和高校などの県立トップ校を受験しつつ、積極的に桐光学園などの難関私立の合格も勝ち取りたいという人向けの内容です。
そのためここでは、神奈川県の公立高校入試対策をメインで進めていく中で桐光学園高校の合格ラインを超えることは可能なのかという視点で見ています。
結論、神奈川県入試対策の範囲内で桐光学園の合格ボーダーを超えることは可能です。
神奈川県公立高校入試でいうと、過去問などで70点以上獲得を目標に受験勉強を取り組んでいる前提での話です。
そこまで到達していれば、あとは桐光学園高校の過去問の演習量です。以前、入試統括の先生にお話を伺ったところ、毎年、過去問を解けば解くほど点数が伸びて合格できたという生徒がいるというお話をきくことができました。
桐光学園高校の学校ホームページには過去の入試問題が非常に多く掲載されています。市販されているものよりも古い年度まで載っています。これは学校からのメッセージととらえていいでしょう。
桐光学園に入りたいという気持ちが強く、過去問に取り組めば取り組むほど得点しやすくなっています。実際、マイナーチェンジはあっても、問題傾向がガラッと変わることはあまりありません。第1回・第2回入試とあわせて、最新年度から順番に解き進めると良いと思います。
そして、神奈川県公立高校入試との大きな違いは、解答形式です。
神奈川県公立高校入試はマーク形式なのに対し、桐光学園は記述形式です。
そのため、導出方法をきちんと理解しておかなければ、感覚や消去法などで正答することは厳しいです。
過去問は7割獲得できることを目標にしましょう。
桐光学園高校の数学は公立高校入試より試験時間が10分間長いので、60分間集中を切らさずに問題を解き進める練習もしましょう!
※当塾では講師のことを「先生」ではなく「コーチ」と呼んでいただいています。「コーチ」には、目的地まで伴走するという意味が含まれています。
お問い合わせは、公式LINEからご連絡ください。
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