今回は神奈川県公立高校志望の受験生に向けて、入試の数学で戦えるようになるために何をするべきなのか、今できることをお話していきます。
「数学は何を勉強すればいいの?」「どうしたら数学の点数が上がるの?」という方は絶対に見てください。
数学が苦手・自信がない人は、どうしたらできるようになるのか。
数学が得意・自信がある人は、さらに得点力を上げるためにどうしたらいいのか。
細かく分けてお話をしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
学校の定期試験と入試の違い
定期試験と入試の違いを4つの項目に分けてまとめました。
項目 | 定期試験 | 入学試験 |
出題範囲 | 限られた範囲(約2~3カ月分) | 中学3年間分 |
解答形式 | 選択式、穴埋式、記述式… | 選択式、マーク式 |
試験時間 | 40~50分 | 50分 |
記憶法 | 短期記憶 | 長期記憶 |
数学が苦手・自信がない人(目安:4割~6割)
■目標点数と目標時間大問番号 | 内容 | 目標点数 | 目標時間 |
1 | 計算 | 15点 | 5分 |
2 | 小問集合 | 20点 | 10分 |
3 | 小問集合 | 7~10点 | 7分 |
4 | 関数 | 4~9点 | 8分 |
5 | 確率 | 0点 | 3分 |
6 | 空間図形 | 4点 | 5分 |
合計 | ー | 50~58点 | 38分 |
※令和5年度の入試問題を参考に目標を立てています
ケアレスミスをしない練習
ケアレスミスをの中にも様々な要因があります。自分がどのような要因でケアレスミスをしてしまっているのかをしっかりと見ていきましょう。※ケアレスミスは計算ミスだけではありません。
ケアレスミス一つで合否を分ける可能性があります。その気持ちを念頭に置きながら下記リンクをご覧ください。
ケアレスミスを減らす方法(詳細)
中1・中2範囲を網羅
中1・中2の範囲で約4割出題されます。中2までの内容を網羅しておかないと中3の内容を解くことは難しいですから6割には到達できません。そのためにも中2までの範囲を網羅する必要があります。
中3になると内容も難しくなったり、直前期には過去問を解いたりと復習をする時間が中1・中2と比べて少なくなります。そのため、穴ができないよう常に復習を怠らないようにしましょう。
また、正答率の高い大問1~大問3(ア-ⅰ)までの2年度分(計24問)の中で13問が中1・中2の範囲になっています。このことからも中1・中2範囲を疎かにしてしまうと大変な目に合うということがわかります。
下の表に中1・中2の範囲をまとめました。
自分が苦手だと感じる単元から勉強していきましょう。
■中1・中2で習う内容
単元 | 中1 | 中2 |
計算 | 正負の数・文字式 | 文字式 |
方程式 | 一次方程式 | 連立方程式 |
関数 | 比例・反比例 | 一次関数 |
図形 | 平面図形・空間図形 | 平行線と平面図形の性質・合同 |
データの活用 | 資料の散らばりと代表値 | 確率 |
とるべき問題とそうでない問題の仕分け
●結論:
■とるべき問題
・正答率60%以上の問題
・自分の得意分野
■そうでない問題
・正答率40%未満の問題
・自分の不得意分野
6割を目標にしているのですべて解かなければならないわけではありません。逆に言えば、4割は解けなくてもよいのです。
つまり、タイトルの通り「とるべき問題とそうでない問題の仕分け」が大切になります。
下の表に2023年度と2022年度入試の正答率をまとめました。
まずはこちらをご覧ください。
正答率60%以上の問題を青、40%未満の問題を赤で塗ってあります。
ご覧の通り、2023年度、2022年度ともに大問1~大問3の前半までが正答率60%を超えています。
いかに前半部分で得点稼げるかがポイントになってきます。
また、大問4(ア)の正答率もかなり高いです。例年では大問4(ア)では二次関数の比例定数を求める問題になっています。ここの問題は必ず押さえておきたい内容になっていますので、できるまで繰り返し行いましょう。
数学が得意・自信がある人(目安:7割~9割)
■目標点数と目標時間
大問番号 | 内容 | 目標点数 | 目標時間 |
1 | 計算 | 15点 | 3分 |
2 | 小問集合 | 20点 | 5分 |
3 | 小問集合 | 14点 | 8分 |
4 | 関数 | 9点 | 8分 |
5 | 確率 | 10点 | 8分 |
6 | 空間図形 | 15点 | 8分 |
合計 | ー | 83点 | 40分 |
※令和5年度の入試問題を参考に目標を立てています
問題の傾向を知る
入試で8割をとるのは相当大変です。そのためにも、入試問題の傾向を知る必要があります。傾向を知った上で対策をし入試本番に臨むようにしましょう。
■神奈川県公立高校入試の傾向と対策
定義・定理・性質・公式などを網羅
今までの内容からも分かるように、定義・定理・性質・公式などをきちんと理解し問題に活用できるようにならなけらば高得点を得ることはできません。
特に中3生になると、中1で習った内容が抜けてしまうことが多々見受けられます。
みなさんは、球の体積を求める公式は覚えていますか?相対度数の説明はできますか?きちんと説明できた人は少ないと思います。はじめにも書いたように、入試は中学3年間分から出題されます。中1の内容からすべて網羅していきましょう。
※量が膨大になってしまいますので、定義・定理・性質・公式などをどう問題に活用するのかは個別にご相談ください。
さいごに
受験生の皆さんへ。時間は平等に与えられています。何をすればいいのか困っているうちにもライバルは着々と力を身につけていっています。ライバルに負けないように、この記事を読んでくれたことから一つでも参考になったことがあれば、どんどんと行動にうつしていってください。
本当はもっと生徒の特徴によって細かく対策をしていくのですが、すべて書いてしまうと膨大な量になってしまいますので割愛させていただきました。
さいごにホタル塾の紹介をさせてください。
ホタル塾は相模原市中央区にある学習塾です。今もお話ししたように、生徒の特徴や目標によってやるべきものが変わってきます。ホタル塾では、生徒にそって一問単位で一緒に作戦を練って入試本番を迎えています。「自分の場合は何をすればいいんだろう」「数学がめちゃくちゃ苦手で5割もとれる自信がない…」など、どんなことでも構いません。ぜひ、お気軽にご相談ください。
小学生のお問い合わせをいただくことが増えてきています。中学生のスタートダッシュに向けて、一緒に勉強習慣を身に着けていきましょう!中学生は定期テスト対策が始まります。2学期のテスト対策も始まるので、お早目にご連絡ください!
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ホタル塾
住所:神奈川県相模原市中央区
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