塾生の頑張り

「正論は時に人を傷つける。」先輩塾経営者からのブログがナイスタイミングすぎた話。

塾生の頑張り

こんにちは。ホタル塾、文系担当の中島です。今回の記事は、昨日の授業後に塾内チャットに送ったメッセージについてです。

授業後の再テスト

当塾では、暗記すべき基本事項は確認テストを実施した後、その日の授業後に間違えたものを覚えなおして再テストをしてもらっています。

家での勉強で1回目、塾の確認テストで2回目、再テストで3回目というように、反復できる機会を設けています。

昨日は中3英語で、不規則変化動詞の原形-過去形-過去分詞形-現在分詞形の確認テストがあったのですが、一人の子が再テスト前に「こんなに覚えられないよ」と、じーっと教材を眺めていました。

実は、先週も、「まずは書かないと制限時間内に書けるようにはならないよ」と二人の生徒に話をしたところでした。

結局そのまま最終下校の22:00になってしまい、別日にやり直すことに。。。

正論チャットを送ってしまいました

ホタル塾の中学生はチャットアプリで宿題や確認テストの告知、相談事などのやり取りをしています。その、中3グループに送ったメッセージです。

実際のチャット画面

「○○高校に行きたい」
「成績を××まで上げたい」
「テストの点数で9割以上とりたい」

こう思えること自体、すごいことなんです。今まで、そんな風に思うことがなかった人ならなおさら、目標ができただけでもすごいことなんですね。

ただ、「思う」というスタートが今までできなかったことであるがゆえに、思っただけで結果が変わると思ってしまうのが人間というもの。

実際には、思っただけでは何も変わらないのです。手を動かして、そこではじめて自分の未来は少しずつ変化します。


中学生にはちょっと難しいこと言いすぎたかな?厳しすぎるかな?

なんて反省しながら風呂に入っていると、X(旧Twitter)でとあるポストを目にしました。

KOSHIN学院の瀬下先生

塾を開業する前、社会人になる前に、一度神奈川県平塚市にあるKOSHIN学院の瀬下先生という方のもとにお話を伺いに行ったことがありました。穏やかな先生で、こちらの話も親身に聞いていただき、授業も担当させていただきました。

見学に来た学生に、自分の塾の生徒を担当させるなんて、今の自分では考えられません。ただ、瀬下先生は「あなたなら大丈夫だと思ったから」と、初対面の若造に生徒さんとのかかわりを与えてくれました。

塾ブログをほとんど毎日更新されていて、教育に関するお話も学びが多いのですが、内容もさることながらその継続力にいつも刺激をいただいています。

近年、病で一度現場を離れていらっしゃったのをTwitterを通して存じ上げていたので、心配していましたがまだまだ現場でバリバリ指導されているようです。

そんな瀬下先生の昨日のブログ記事がこちら。

風呂で一日の反省をしていたところにタイムリーすぎる記事でした。

  • これはこうでなければならない。
  • これは絶対にやらなければならない。

などというのがあまりにも強過ぎると、人生を窮屈にしてしまんです。

正しいことがいつも正解とは限らない | KOSHIN学院|平塚市田村の学習塾

塾の先生という仕事

ホタル塾では、塾の先生のことを「コーチ」と呼んでもらっています。それは、人を評価する「先生」という呼び方がなんとなく高圧的な響きがあって避けたかったから。

コーチ(Coach)の語源は、馬車です。馬車馬を目的地に導くのがコーチ。目標に向かう人を応援する立場がコーチです

相模原の「頑張りたい」という小中学生にとって、自分たちもそういう存在でありたいと思っていたのに、ついつい目の前の指導に必死になって、正論をぶつけてしまいました。

正論が必要な時もあります。ただ、抑えた方がいい時もあります。

昨日の正論が正解か不正解かなんてわかりません。ただ、日々「これでよかったのかな?」を自問しながら子どもたちとかかわらなければいけないと再確認しました。

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