学校紹介

【高校訪問】光明学園相模原高校はどんな学校?説明会でお話を聞いてきました。

学校紹介

こんにちは。今回の記事では、光明学園相模原高校について紹介していきます。地域的に、相模原市の南区・中央区に住んでいる人は、志望校の選択肢に入る人も多いのではないでしょうか。

名前をよく聞く割には、どんな学校なのかというイメージをあまり持っていない人もいると思います。是非、この記事を読んで光明相模原高校がどういった学校なのかを少しでも知っていただけたらと思います。

相模原地域の多くの人が受験校に

公立高校の併願として

神奈川県の中学3年生は、地域ごとに偏りはありますが、大体70%くらい※1が公立高校を第一志望として高校受験をしています。その際に、併願という形で抑えの私立高校を一校選んで、内申点を基準に合格をもらうというのが基本的な流れです。

光明相模原は県央・相模原地域の公立受験生の併願校として受験校に選ばれるケースが多い学校です。内申基準によって、桜美林高校、麻布大付属高校も候補として挙がりますが、比較的多くの中3生が光明相模原を併願先に選んでいます。

公立高校名
〔合格者平均内申※2
併願私立高校名
相模原〔41.0〕 桜美林(特別進学)
相模原弥栄(普通)〔37.2〕 麻布大附属(特進)
麻溝台〔36.7〕麻布大附属(進学)
上溝南〔34.7〕麻布大附属(進学)
橋本〔32.5〕光明学園相模原(総合)
上溝〔31.9〕光明学園相模原(総合)
相模田名〔27.3〕光明学園相模原(総合)
相模原城山〔27.5〕光明学園相模原(総合)
上鶴間〔26.8〕光明学園相模原(総合)
津久井(普通)〔24.0〕 光明学園相模原(総合)
神奈川総合産業〔30.1〕光明学園相模原(総合)
相原(農業)〔30.2〕光明学園相模原(総合)
伸学工房さんの高校入試研究会の資料を参照。資料では併願国私立高校に選ばれた数が多い順に7校まで紹介されています。詳細は面談などでお伝えできます。

※1:伸学工房さんのセミナー資料参照
(伸学工房:神奈川最大規模の模擬試験である全県模試を運営)
※2:2年生の成績45点満点+3年生の成績45点×2の90点満点を足した135点満点の数字を3で割っています

この一覧表からわかるようように、幅広い学力層の人が公立高校の併願として、光明相模原を選んでいます

もちろん第一志望でも

もちろん、推薦や専願などなどの形で、第一志望として光明学園相模原高校を選んでいる受験生も多いです。

2023年度も、約200名の新入生が第一志望という受験の仕方(推薦・専願)で光明学園相模原の合格をもらっています。

やはり一番募集人数の多い総合コースが推薦合格者も多いのですが、体育科学コースも部活動を熱心にやりたいという子から選ばれ、募集人数を上回る合格者が出ています。

3つのコースについては、この記事でも後々紹介していきますが、第一志望でも第二志望でも、色々なタイプの子が入学している学校と言って良いでしょう。

実際に、副校長の知念先生も説明会の際に「幅広い興味を持った、幅広い学力の子が集まっている」とおっしゃっていました。

学校の雰囲気

これは実際に高校に行って感じたことなので、主観的なものも含まれます。大まかに高校の雰囲気を真面目or元気で考えると、光明は「元気!」な学校です。

説明会の前、視聴覚室まで向かうときにはピロティ―で休み時間の男子生徒が楽しそうに遊んでいました。勢いあまってシャツがズボンから出ていたり。。。

元気!というのが伝わると思います。メイングラウンドでやっていた体育の授業も、男女が混ざってすごく楽しそうにやっていました。

もう一つ感じたのは、礼儀正しさです。

トイレを使わせていただく場面があったのですが、そこにいた生徒の子たちがまるでホテルマンかのように道を開け、ドアを抑えていてくれました。

説明会の後、授業見学をさせていただくときにも目が合うと挨拶してくれる子が多いです。他の私立高校では、会釈だけしてくれたり、特に反応しない子も多いですが、光明の生徒はこの辺りの雰囲気がすごく明るいという印象でした。

運動部が盛んということもこういった雰囲気に関係しているかもしれません。

選べる3つのコース

ここまで見てきたように、広い学力層、様々なタイプの子が通う光明相模原高校です。3つのコースが用意されているので、ここから一つずつ見ていきましょう。

総合コース

もっとも人数が多いコース

光明相模原の中で一番生徒数が多いコースです。募集人数も推薦入試と一般入試を合わせて305名です。学校からの説明の中でも「多彩なことに対応したカリキュラム」という説明がされていました。

先ほどの併願先一覧表のとおり、合格者の平均内申がオール3以上の県立高校を志望している子が光明相模原高校を併願先に選んでいます。それよりも合格者の内申平均が低い県立高校の受験者も、光明相模原高校を併願校にしています。

光明相模原の先生は、全体的にはオール3に満たないくらいの成績の子が多いとおっしゃっていました。カリキュラムも、中学校の復習内容のサポートが含まれているそうです。

中学生の頃に少し勉強に不安があった人も安心して高校での勉強もスタートできそうです。また、光明学園には中等部がないため、全員が高1からスタートするというのも特色の一つです。

目標を見つけるサポート

色々な興味関心を持った子が集まる光明学園相模原高校ですが、全員が全員、やりたいことが決まっているというわけではありません。むしろ、ほとんどの高校生が将来の目標は決まっていないという状況だと思います。

実際に、光明相模原の卒業生は4年制大学だけでなく様々な進路を選択していきます。(進路については後ほど見ていきます。)そのサポートのために、外部講師を呼んでのキャリアガイダンスも行われています。職業別に、大学の学部別のガイダンスでは将来のイメージが湧くような話も聞くことができます。

修学旅行はオーストラリア

光明学園相模原には様々な行事があります。高校生の行事で一番盛り上がるのはやはり修学旅行でしょう。光明学園相模原高校ではコースごとに行き先が変わっており、総合コースの子は2年生のときにオーストラリアで異文化学習を行います。

体育科学コース

体育を専門的に学ぶ

他の学校にはあまりない、体育を専門的に学べるコースです。一般入試では実技試験もあり、かなり特色のあるコースです。

テーピング実習や栄養学など、競技力以外にもスポーツ現場で役立たせることができそうな知識を学ぶカリキュラムがそろっています。

校内見学をしている時に柔道場の前を通ったのですが、女子も柔道に取り組んでいました。他のコースは柔道を履修するのは男子だけだそうですが、体育科学コースは男女とも様々なスポーツ・武道にふれるそうです。

さまざまな実習

テーピング実習栄養学講座ストレッチ・マッサージ実習ゴルフ実習水泳実習海洋実習スキー・スノーボード実習など、様々な実習が用意されています。

また、体育科学コースのみ、修学旅行のような位置づけで宮古島に海洋実習に行くそうです。スキューバダイビングライセンスも取得可能ということです。

文理コース

勉強に集中するコース

光明学園相模原高校は色々な興味関心を持った生徒が集まると紹介してきました。生涯にわたってスポーツに携わりたい人には体育科学コースがあるように、勉強を一所懸命やりたい人に文理コースが用意されています。

月曜日から木曜日までは他の2つのコースよりも授業が一時間多く、土曜日も午前中に授業があります。大学進学率も当然3コースの中で一番高い70%超えです。

他のコースの生徒が帰宅したり、部活動をしたりする中で勉強をするので、校舎の上の階が文理コースの教室になっていました。

目指すは難関大学合格

難関大学への現役合格を支援するコースというように紹介がされています。ただ、実際の進学実績はまだまだ厳しい部分があるようです。

難関大学をどの大学群とするかは難しいところですが、MARCH合格者で見てみると、2023年春は1人だけ合格者が出ています。日本大学で7人、神奈川大学も7人、東海大学には11人の合格者が出ています。

世間一般でいう難関大学への進学はやはり狭き門だということがわかります。ただ、少人数の文理コースなので、一人一人への進路指導はかなり細かいのは間違いありません。

神奈川県内では人気の神奈川大学や東海大学にも一定数合格者が出ていますし、最近では青山学院大学に合格者が出て、指定校推薦の枠をもらえるようになったという話も進路担当の先生から聞くことができました。

語学研修はカナダへ

文理コースは語学研修という形でカナダへホームステイに行くそうです。英語学習には力を入れており、TGG(体験型英語学習施設)での学習やオンライン英会話もカリキュラムに組み込まれています。

卒業生の進路

やはり気になるのは、その高校で3年間過ごした後の出口の部分です。光明相模原の卒業生はどういった進路選択をしているのでしょうか。

他の記事でも書いていますが、高校を選ぶということは3年間自分が過ごす環境を選ぶということです。多くの中高生は自分の一つ、二つ上の先輩と似たような進路を選ぶ傾向にあります。高校選びの際にも、卒業後の進路がどういったものになっているのかは見ておきたいポイントです。

2023年春の卒業生の進路概況は下記の通りです。

四年制大学・短期大学54.2%
専門学校(医療系含む)33.5%
就職・公務員7.9%
進学・公務員準備2.7%
その他1.7%

進路担当の先生のおはなしだと、例年の割合とは少し違っているということでした。例年、大学・短大への進学者が6割~6割5分、専門学校まで含めると9割の生徒が進学しているという話でした。

コース別の話もいただきました。大学合格を目指して勉強に打ち込む文理コースの子は、多くが一般受験をする流れだということです。

総合コースの子は多くが指定校推薦、希望の推薦枠をもらうことができなかった場合に総合型選抜にまわるそうです。いわゆる年内入試と呼ばれる、一般受験ではない受験方法ですね。

以前はAO入試と呼ばれていた総合型選抜での受験者も年々増えている中で、光明学園相模原高校では総合型選抜対策も行っていく予定だそうです。プレゼンや小論文、作文の対策がメインになると思います。大学受験も多様化しているので、一般受験のサポートだけでなく、総合型選抜の対策もしてくれるようになると受験生も嬉しいですね。

主な進学先

慶應義塾大学 青山学院大学 成蹊大学 國學院大學 日本大学 東洋大学 駒澤大学 専修大学 桜美林大学 神奈川大学 武蔵野大学 玉川大学 工学院大学 産業能率大学 二松学舎大学 国士舘大学 帝京大学 東海大学 関東学院大学 日本体育大学 明星大学 和光大学 相模女子大学 などの大学に進学 体育科学コースの生徒のスポーツ推薦も含まれます。

中島
中島

進路指導室も見せていただきましたが、大学情報のコーナーだけでなく、公務員対策のコーナーや就職関連の情報も充実していました。就活生のバイブルである「四季報」も置かれていました。

部活動

最後に部活動についてです。ここまで見てきた通り部活動はとても盛んです。運動部が17、文化部が12、同好会も7つあり、1年生の部活動加入率は75%を超えるそうです。

複数の部活動は全国大会にも出場しています。法政二高についで神奈川県内高校では全国大会への出場選手数が2位だというのには驚きました。桐光学園や桐蔭学園、東海大相模高校などの部活が盛んなイメージのある学校よりも多いということです。

学校HPの部活動紹介も、かなり力を入れて作られているのがわかると思います。興味がある人は是非、下のボタンから学校ページを覗いてみてください。

内申基準など

前述の通り、オール3に少し満たないくらいの内申点が基準になっています。また、優遇措置(加点項目)が多いので、まずは学校説明会に行って説明を聞いてみることをおすすめします。

ホタル塾にお通いいただいている保護者の皆様には、塾内チャットなどでこういった情報はお伝えしていきます。数字などの詳細が気になるという方は、学校まで直接問い合わせてみてください。

まとめ

ここまで、光明学園相模原高校について、説明会でうかがったお話しや実際に足を運んでみて感じたことを紹介してきました。

元気な学校。部活が盛んな学校。そういったイメージの強い学校ですが、それ以外にも魅力がたくさんありました。進路へのサポートも私立ならではのバリエーションと手厚さがあります。

また、文理コースはイメージと少し違って見えるかもしれません。気になる方は是非、説明会などで直接話を聞きに行ってください。

中学3年生は、3年間通う高校を選ぶので色々と調べているところだと思います。受ける可能性がある高校は必ず自分の足で行って、話を聞いたり見学しましょう。

受験生でもない私が行ってこれだけ伝えたいことがあるように、行ってみると感じることがたくさんあるはずです。

そして、出来れば多くの学校を見学してみることをおすすめします。比べる中で各学校の特徴が見えてくることも多いです。是非、先輩が行っている、友達が受けるという簡単な理由で決めてしまわずに候補を複数持って高校選びをしてください。

良い進路選択になることを祈っています。

メイングラウンドは人工芝です。教室の壁がガラス張りだったりと、施設の充実はさすが私立でした。硬式野球部のグラウンドも坂を下った相模川の川沿いにあります。


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