今回は久しぶりに本の紹介ブログです。
2025年度の神奈川県公立高校入試の国語、小説文の大問で出題された、砥上裕將「一線の湖」について紹介します。
この小説は水墨画がテーマの物語でした。水墨画についてここまで細かく書かれている本は今まで見たことがありません。
著者の砥上裕將さんは水墨画家でもあり、水墨画の世界の奥深さが文章できめ細かに表現されています。
実は「一線の湖」は「線は、僕を描く」という、これまた水墨画を題材にした小説の続きの物語なんです。
塾の本棚にはもちろん二冊とも置いておきます。2024年度の入試で出題された高森美由紀「藍色ちくちく-魔女の菱刺し工房」もそうでしたが、小説文を通して伝統文化の世界に触れることができるのはとても良いですね。
できれば「本物」に触れたいところですが、文章から入るというのも悪くはないのでしょうか。いろいろなことに興味をひろげていきたいですね。
今回の小説が入試で出題された箇所は主人公が小学生に水墨画を教える場面でした。
2025年度神奈川県入試より
この、小学生との出会いが物語を通して非常に重要な意味を持ちます。
2冊の小説を全編読んでみて、全体を通して一番読んでもらいたいのは物語の最終版、主人公やその仲間や師匠が力を合わせて大作を作り上げる場面です。一枚の水墨画を仕上げる場面が、30ページほどの文量で細かに描写されています。
ここの場面は圧巻でしたね。気になる人は、ぜひ手に取ってみてください。塾生は、一声かけてくれれば自由に読んでいいからね!
机の前で学んだことから、いろいろなことへ興味をひろげていけるように、勉強以外にも様々な話をしていこうと思います。
今回は本についてお話でした。
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