中学1年生も、6月にはいよいよ最初の定期テストがやってきます。
数学で試験範囲に入る、素因数分解の単元から、少し難度の高い問題の紹介です。
| 問 この中で、素数でないものを選びなさい。 (ア) 11 (イ) 103 (ウ) 221 |
このような問題が出題されたとします。このときに、しっかりと勉強している人なら、(ア)の11が素数であることはわかると思います。
次に(イ)の103と(ウ)の221です。迷いますね。このときにどのように問題に立ち向かうかが大切です。
最悪なのが、手が止まってしまうパターン。とにかくまずはこれかな?と思う数字で割ってみましょう。
3や7で割っていくと良いですね。残念ながら、103も221も3や7で割ることはできません。しかし、ここであきらめてはいけません。
すると、「次は11や13で割ってみよう」となるはずです。ここで221が13で割ることができると気づくはずです。
問題になっている以上、かならず素数でないものが含まれます。小さい数字で順番に割って確かめれば答えは出ます。
まずは、仕組みがわかっているか。そして、手を動かし続けられるかがポイントです。
諦めずに手を動かせば答えは出るということを、こういうところから少しずつ体感していくと、この先さらに難しい単元を習ったときや、特色検査を受験するとなったときに強みになります。
さて、さらに伸びていく子はここで考えます。どうやったらもっと楽に解けるか。スマホで調べてもいいでしょう。
イマイチわからなければ、学校や塾の先生に質問してみましょう。
そうすると、倍数判定法などを教えてもらうかもしれません。先ほどの問題でいえば、「3の倍数は、各位の数の和が3の倍数になる」ということがわかっていれば、3で割るという手順を省くことができます。
学ぶ内容のレベルではなく学び方、学ぶ姿勢は中学1年生からでもトップレベルまで引き上げることが可能です。
いちばん最初の定期テスト対策から意識高く学んでいきたいですね。
まだ易しい問題も出題されるので、ある程度の点数は取れてしまうかもしれません。しかし、10年前とは異なり、教科によっては中1の1学期からすでに点数差がついてしまうものもあります。しっかりと準備してテストに臨みましょう。
結果ももちろん大切ですが、自分にとって、「頑張り切った」という実感を持てるかどうかが大事です。集団指導で、テストに向かって頑張る雰囲気を作りながら、サポートしていこうと思います。
テスト対策をどのように進めていけばよいかわからないという人は、ぜひ一度公式LINEからご連絡ください。
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