AIが活躍する世の中でも、結局、計算してもらう式を立てる力がないとAIを使いこなすことはできない。
こんな話を前回の記事でしています。
さて、そうすると式を立てたら計算はしなくてもいいのか?という話になります。
結論、計算までしっかりと取り組みましょう。
ホタル塾は高校受験を対象として学習塾なので、高校受験に向けての話をします。
結局入試当日には計算をしなければいけないわけですし、限られた問題用紙のどこに筆算をするか、どれだけ計算を省略するか、これらのことも非常に大切になってきます。
恥ずかしい話、私自身ついさっき解いた特色検査の過去問でかけ算の筆算の足し算の部分を一けた間違えて答えを間違えるということをしてしまいました。
それなりに毎日教材に触れている大人でもこういうことがあるわけです。
小中学生ならなおさら、式を立てたらそれが面倒な計算だとしても、必ず自分で計算して答えを出しましょう。
ネットでは、「式を立てることができたら正解したとみなしてどんどん問題数を増やしていく」という勉強法を目にすることがありますが、大学入試の勉強ではそういったこともあるようです。
そのレベルになると、問題の解法が思いつくかどうかで合否が決まってきます。
ですが、冒頭でもお伝えした通り、ここでは高校受験の話をしています。多くの中学生は、簡単な四則演算の能力さえ発展途上です。
中学3年間の勉強、そして受験勉強を通して計算力が身についていきます。答えを出す過程もトレーニングだと思って取り組みましょう。
高校入試に限らず、中学校の定期テストでも同じです。地味な勉強も手を抜かずにやり切れる人が、成績・偏差値を上げていきます。
ちなみに、当たり前ですが当塾の講師が教材を前もって解くときに計算機を使うなんてことはあり得ません。
実際に計算をしないとわからない工夫があったりします。また、「自分が解くのに何分かかったら今通ってくれている生徒なら○○分くらいかな」などと考えたりもします。
子どもにやれというからには、目の前の大人が一問に真剣に取り組む姿勢を見せていきます。
自分の考えた方法で答えが出せた!数学の楽しさはこの瞬間に詰まっています。せっかくの正解が計算ミスで消えてしまうのは何よりもったいない。最後の最後まで正確に計算できるように、練習しましょう。授業では少しでも計算が楽になるような考え方も伝えていきます!
夏に身に着けた学習習慣をキープできるか。9月のテーマですね。始業式がある最初の週が勝負です。
行事も目白押しの2学期ですが、オンとオフのメリハリをしっかりつけて学べる人を目指しましょう!
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