今回は2024年に神奈川県立相模原中等教育学校と神奈川県立平塚中等教育学校で行われた適性検査についてお話をしていきます。
適性検査
こちらは適性検査Ⅱの問3で出題された問題です。
会話文やルールなどから情報を読み取り整理する力が問われる問題です。個人的には難しく感じました。
こういった問題はまずは、トーナメント表やリーグ表などの表をかいて情報をまとめていきましょう。表のほかにも図にする方法もあります。このように表や図にまとめていくことで可視化できるようになります。表や図にまとめる作業力も必要になってくる問題でした。そしてなによりも長い文章をより簡略化して読めるかがカギになってきます。
■中学生以降…大人になってからも役立つ力
・可視化
・作業力
・簡略化
この力は中学受験を乗り越えるためだけに必要な力ではなく、大人になってからも必要な力になってきます。
適性検査では「科学的・論理的思考力」や「社会生活実践力」などがみられ将来まで見据えた力が問われる問題が多く出題されます。
問題文の読み方がカギになる
適性検査の問題は設問前に【会話文】や【ルール】などが長文で書かれています。この文章をいかにスマートに読み進めていくのかがカギになります。
文の中には設問に関係のない箇所が書かれていることもあります。また、計算に必要な数値のみをかいつまんで、より少ない情報で設問を解き明かしていくことで制限時間(45分)以内にすべての問題を解けるようになります。
これがスマートに読むということです。
この力は後にお話しする高校入試の特色検査にも通ずる力にもなります。
高校入試の特色検査とのつながり
神奈川県の一部の公立高校で実施される特色検査と適性検査のつながりについてお話していきます。
■評価の観点
・論理的思考力・判断力・表現力
・情報活用能力
・創造力及び想像力
・科学的思考力・判断力・表現力
■検査の概要
・提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握するための検査。
・検査時間は60分
こちらは、2023年度に行われた特色検査での評価の観点と検査の概要です。
適性検査の出題のねらいに書かれている「科学的・論理的思考力」や「社会生活実践力」など特色検査でみられる観点と似ています。
特色検査の詳細は下記リンクからご覧ください。
さいごに
神奈川県立中等教育学校入学者決定検査に受検した皆様、並びに保護者様お疲れ様でした。
たくさんの苦労があったかと思います。まだ、結果は出てはいませんが望まない結果になってしまっても、経験してきたことは決して無駄にはなりません。
「結果がすべてだ」という言葉をよく耳にします。
本当にそうでしょうか。第一志望に合格できなかった子がこのような言葉を言ったことがあります。「何のために頑張ってきたんですかね。」
確かに、結果が非常に重要なことに変わりはありません。しかし、結果がどうであれ、そこまで積み上げてきた経験は決して無駄ではありません。
悔し涙が頑張ってきた証です。これまでに経験が今後の糧になることを忘れずに過ごしていってほしいと思います。
ホタル塾では特色検査対策も行っています。次のステージに挑戦していく子を全力でサポートしていきます。もちろん5科目の受験対策も行っています。定期テスト対策・受験対策・特色対策を行っています。
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