こんにちは。今回の記事は読んでよかった本の紹介です。教育に関する本など、保護者の方や生徒に紹介したくなる良い本は今後どんどん紹介していきます。
今回読んだのは子どものメンタルトレーニングに関する本です。以前の記事でも紹介しましたが、昨年末に相原中学校のPTA会長さんにお声がけいただいて、メンタルトレーナーの方の講演を聞きに行きました。そのときお話しされていたメンタルトレーナーの団体の代表の方が執筆された本です。
勉強ができる子は“大人度”が高い
多くの小中学生と接してきて感じることですが、成績が今までになくグッと上がるタイミングは、精神的にも成長している時です。勉強が比較的得意な子も、大人びていることが多いです。
テストで点数を取るということは、長時間集中して机に向かいながら、大量の文字を読み、情報を処理して大人が考えたひっかけに立ち向かっていかなければいけません。
ここには精神的なタフさが必要になってきます。私は、この精神的なタフさを“大人度”と表現しています。
大人度を上げていくには、目標を持つこと、時間管理をすること、自分の好きではないことにも取り組むこと、などなどいろいろなことが必要です。これらは、実はメンタルトレーニングとすごく深いかかわりがあるんです。
この本を読んでいる中で、「スポーツメンタルの本だけど勉強にも直結するな」と感じました。
家庭でもできる取り組みがたくさん
この本には、家での親のかかわり方なども数多く紹介されていました。例えば、子どもがプレッシャーに強くなるには、周りの大人の欲に対する認識が大きくかかわってくるそうです。「○○ができるようになりたい」という欲があると、一つ一つの行動にこだわりが出てきます。
その欲をはじめから持たないことが良い、謙虚な方が美しいという価値観を植え付けるような声のかけ方を続けると、そもそも挑戦しないようになり、プレッシャーのかかる場面を経験する数が少なくなります。結果的にプレッシャーに勝てないメンタルの状態が出来上がってしまうということでした。
本の中ではスポーツを例に様々な考え方が紹介されていましたが、勉強に置き換えてもうなずけるものばかりです。
今後、ブログでの発信を増やしていこうと考えています。今回ご紹介した「子どもメントレ」の本の内容を勉強に置き換えて皆様にお伝えしていこうと思っています。
少しでも精神的な自立につながるように
私たちの願いとして、かかわらせていただく間に少しでも精神的に自立してほしい、というものがあります。週にたった数時間しかかかわれませんが、その中で勉強ができるようになるだけでなく、自分で目標に向かって何をするべきかを考えて行動できるようになってほしいと考えています。
そこで、好きな遊びやスポーツだけでなく、やりたくない勉強にも取り組むという経験が必要になります。それが文武両道です。
全員がオリンピックに出ることができないのと同じように、全員がオール5を獲得することも現実的には難しい話です。だからこそ、一人一人の目標を設定します。その達成のために24時間しかない時間と1つしかない身体をどう使っていくかを子どもなりに考えるのが文武両道であり、大人度を上げていくということです。そのサポートを精一杯行うのが当塾のかかわりです。
今回読んだ本にはヒントがたくさん書かれていたので、ブログのネタにさせてもらいながら、教室での指導に活かしていこうと思います。
それでは、勉強・文武両道とメンタルについての記事を今後はいくつか紹介していこうと思いますので、ぜひご覧ください。
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