【相原中PTA主催】「子供たちの自信を作る3つのステップ」プロメンタルトレーナーの話を聞いてきました。
こんにちは。2023年12月9日(土)、タイトルにある通りメンタルトレーナーの方の勉強会に参加してきました。
テーマは「子供たちの自信」です。スポーツだけでなく、一発勝負の試験がある勉強にも通ずるお話しだったので、是非お読みください。
参加させていただくキッカケ
イベントの主催である相模原市立相原中学校のPTA会長さんからお声がけをいただいたのが参加するきっかけでした。
当塾が「文武両道をサポートする塾」ということを知っていただけており、ちょうどマッチする内容だから是非ということで、チラシをいただきました。いつも本当にお世話になっている方なので、即申し込みして、参加させていただいた次第です。
セミナーの中のお話しにもありましたが、※内閣府から発表される若者・子供白書によると、日本の若年層の自己肯定感は周辺国と比べて低いそうです。異国の子どもと関わった経験があまりないので、比較はできませんが、「この子はもう少し自信をもっていいのに…」と感じる場面は、子どもたちと接していて多くあります。
また、すぐに緊張してしまう子が多いというのも感じることの一つの理由です。定期テストの前日に「緊張しています」と言ってくる子もいます。緊張とどう向き合うかといったところも学ぶことができればと思い、講演会に参加させていただきました。
※令和5年4月1日より内閣府からこども家庭庁に移管されるそうです。
講師の山下訓広さん
講師を務めてくださったのは株式会社43Labの山下訓広さんです。現役時代サッカー選手として活躍されており、東南アジアの様々な国でのプレー経験をお持ちだそうです。その後、人材系の企業の営業として働く中で、「サッカーはやればやるほど自信がついたのに、営業はやればやるほど自信を失う」という想いを持たれたそうです。
そこから“自信”やメンタルトレーニングについて学んでいくと、「なぜあの時の自分は自信を失っていたのか」を理解することができたとお話しされていました。セミナーのお話しもご自身の体験談も交えてのものだったので、とてもイメージしやすくあっという間に時間が経過した感覚でした。
2つの自信の種類
ここから、「どうやったら自信がつくのか」という内容をセミナーの内容を紹介していきます。まずは、自信には2種類あるということを理解しましょう。それぞれ確認していきます。
ボーナス型の自信
ボーナスは人から与えてもらえるものです。わかりやすく言うと、「結果が出る」「人から褒められる」といった形で得ることができる自信ですね。自分がどういうものに自信を持っているかを振り返ってみると、誰かに褒められた記憶とセットになっているものがあるかもしれません。
このボーナス型の自信は、頑張ったら頑張っただけ手に入るというものではありません。頑張っても結果が出ないことはあります。頑張っても褒められないこともあります。自分でコントロールするのが難しいというのも一つの特徴です。
積立型の自信
こちらは名前の通り、コツコツ積み上げていく形の自信です。取り組んできたこと、努力してきたことが自信となります。そのため、ボーナス型の自信とは違って、結果に左右されない自信になります。
講師の山下さんもおっしゃっていましたが、どちらが良い悪いということではありません。まずは自信とはどういうものかを理解するためのお話しです。
| ボーナス型の自信 | 積立型の自信 |
|---|---|
| ・結果や人から褒められた経験が自信に ・やったらやっただけ手に入るわけではない =自分でコントロールできない | ・努力や日々の取り組みが自信に ・周りからの評価に左右されない =ある程度コントロール可能 |
自信のメカニズム
自信がある・ない→過去の感情が原因
次に自信のメカニズムについてみていきましょう。人間の意識についての話です。人間は生きている時、自分で意識して変化を起こせる部分は3~10%だそうです。残りの9割は無意識に行われていること。
「○○が好き」「○○が苦手」というイメージも、無意識のものです。「好きになろう!」意識しても嫌いなものは嫌い…ですよね?同じように、「自信を持とう」と思っても、簡単にできるものではありません。無意識に作り上げられたイメージは簡単には変わりません。
では、この「好き・嫌い」「得意・苦手」などのイメージはどのように出来上がるのでしょうか。それは過去の経験からです。人は生きている中でたくさんの経験をします。色々な出来事を経験して、その度に「楽しい」「つまらない」「うまくいった」「失敗した」「嬉しい」「悔しい」「恥ずかしい」などの感情をいだきます。
この感情が人間の脳に記憶されていくのです。出来事を経験して、プラスの感情が積みあがると、そのことは好きになります。例えば、バスケならシュートを打つという出来事を繰り返し経験して、「褒められた」「嬉しい」などのプラスの感情が積み重なれは、バスケのシュートは本人の中で自信のあるものになっていきます。
反対に、シュートを打って「恥ずかしい」「迷惑をかけた」などのマイナスな感情が積み重なると、その人にとって、バスケのシュートは自信の無いものとなります。
スモールステップで自信をつける
先ほど見た、過去の感情によってつくられるイメージですが、塗り替えることは可能だそうです。自信を失ってしまったことも、取り組み次第で自信をつけることができます。
ポイントは目標をどのように設定するかです。目標が高いのはよいことです。ただ、高すぎる目標だと、何度やっても失敗に終わる挑戦になってしまいます。届きそうにない目標に挑戦し続けると、「自分はできない」と思うようになり、次第に自信を失っていきます。
目標は達成の見込みがあるところまでレベルを下げてスモールステップにすることで、その過程で「成功=プラスの感情」を多く経験することができます。できた経験が多いと、最終的に難しい課題に挑戦するときにも、挑戦する意欲を持てるようになります。
スモールステップで段階的に目標に近づいていくときに、どのくらいの目標設定にするかは難しいところです。講演会では、講師の山下さんが「目標は本人が決めた方が良い」と仰っていました。このブログを読んで、お子様と目標設定をしようと思ってくださった方もいらっしゃるかもしれません。目標は、本人がしっくりきて「できそう!」と思えるものを一緒に見つけてあげてください。
自信を作る3つのステップ
最後に、自信を作るときに意識したい3つのステップです。順番に見ていきましょう。
徹底的に人と比べない
とにかく人と比べないようにしましょう。家庭で「○○くんは上手だ」「○○さんは勉強ができない」などと、人と人を比べるような価値観を植え付けてしまうと、子どもも自分と誰かを過度に比べるようになってしまうので要注意です。
比べるのはあくまでも過去の自分。自分が立てたスモールステップを越えていくことに集中できる状態が一番良いです。
もし人と比べるなら、自分ができている分野で比べましょう。他人と比べることがすべて悪いわけではありません。「よし、自分はできているぞ」と思うための一つの手段として、出来るようになってきたことは周りと比べてもよいそうです。
中1の生徒たちに「人と比べることはよいことだと思うか?」と聞くと、「良いことだと思う」と口をそろえて言っていました。スポーツを頑張っている子たちなので、そういう答えになるのかもしれません。
褒めことばをキャッチする
自分に自信がなかったり、納得いっていなかったりすると、人から褒められても素直に受け入れられないのが人間です。ですが、もらえるものはもらっておく精神で、褒められたら素直にキャッチしてしまうように心の器を用意しておきましょう。
ボーナス型の自信も立派な自信です。褒められたら素直に喜べる心を育てていくことも大切です。
講演会の終了後に、質疑応答の場面があったので講師の山下さんに質問してみました。「褒めても響いていない様子が見える場合はどうすればよいでしょうか。」すると、考えすぎてしまう子には、具体的に何が良くて、何がまだ課題として残っているから納得いかないのかをはっきり伝えてあげると良いというアドバイスをいただきました。納得いっていないというところも認めてあげたうえで褒めると、より素直に褒めことばをキャッチできるようになります。
自分の良いところを認めて他人の良いところを認める
これは自信づくりという点でも大事ですが、コミュニケーションという視点でも非常に大切なことですね。できないことがあると、そんな弱い自分を守るために他の人を否定したくなることがあります。そういう時に、他人のできているところを認める。そして、自分もできているところがあるのだからそこは自分で認めてあげる。
客観視がしっかりとできてくると、ぶれないメンタルが育っていきます。
さいごに
ここまで、自信の作り方についての講演会の内容をダイジェストで紹介してきました。改めて、お誘いいただいた相原中学校PTA会長の野中さん、また講演してくださった株式会社43Labの皆様には感謝申し上げます。
メンタルトレーニングと聞くと、トップオブトップのスポーツに限った話だと思いがちですが、プレッシャーにさらされる多くの現代人に必要なことだと感じます。
また、これから様々なことを経験していく子どもたちにも考え方や捉え方を伝えていくことで、より良い世の中になると思います。将来的にも、直近のテストの点数アップや打ち込んでいる競技の上達に向けても自信を持つというのは大切です。
ホタル塾は集団授業なので、授業の冒頭などで小分けにして、メンタルについての話も伝えていきます。少しでも自分に自信を持てる、自己肯定感の高い子どもが増えていくことを祈っています。
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