【神奈川県公立高校入試】2025年度入試の数学を解いて感じたこと

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2025年度入試 数学

 出題内容と配点 

大問番号 出題内容 配点
大問1 計算問題 15点
大問2 小問集合 24点
大問3 小問集合 25点
大問4 関  数 15点
大問5 確  率 11点
大問6 空間図形 10点

大問数6問、小問数24問は昨年と変わらず、解答形式も昨年と変わらず、マーク形式でした。


全体的に大きな変化はありませんでしたが、解いてみて感じたことをお話していきます。

 各大問で感じたこと 

大問1

この大問は、小問数は5問と例年と比べて変化はなく、出題傾向や難易度も例年通りでした。


大問2

この大問では、(エ)と(オ)が気になりました。ほかの小問は因数分解、解の公式、二次関数小問、空間図形小問と例年通りでしたが、(エ)と(オ)だけは、若干違うように感じました。


(エ)基本は求めたいものを文字において、方程式を立ててから解いていきますが、今回の問題では、求めたいものを文字におかずに、方程式を立てることでスマートに解くことができた問題です。


(オ)よく見る形のような問題で、よく見ると違った問題です。根号の性質をきちんと理解していた人は解けたかと思います。


大問3

この大問で気になった問題は(イ)の「資料の活用」の問題です。例年だと、ヒストグラムや度数分布表などから、資料を読み取る問題でしたが、今年の問題は〔会話文〕から読み取り、箱ひげ図に落とし込みながら解く問題でした。例年とは違った角度からの出題で、戸惑った受験生も少なくないと思います。


もう1問。(ウ)(ⅰ)の問題で、答えが4番のところを2番と解答してしまった受験生が多そうだなと感じました。方程式を立ててみると、すべてが2で割れる数なので2で割りたくなりますが、問題文と空欄の右辺を見てみると、右辺は2で割られていないことがわかります。そこに気がつければ、ミスをすることなく正解できたと思います。


手元の自分の計算式だけではなく、しっかり問題文も見ていく必要がある一問でした。


大問4

この大問は、もう見慣れた形で小問が3問出題されています。例年と比べると、(ウ)の難易度は若干易しめかなと感じました。



大問5

この大問は、例年通り問題文が長くルールも複雑で、整理するのに一苦労した問題です。特に今回の問題は、パターン化するのが難しく、絞り込みが難しい問題でした。



大問6

この大問は、(ア)の問題が例年と比べて、ひと手間計算が必要な問題でした。例年だと、与えられた数値を公式に当てはめて、計算をすれば求めることができる問題が多かったですが、今回の問題は底面積を求めるために、高さを三平方の定理によって求める必要がありました。ここで5:12:13の比率を覚えていた人は楽に解けましたね。



全体的な傾向に変化はあまりありませんでしたが、小問ごとに問題を見ていくと、少し違った角度から出題されていたり、問題文をしっかり読む必要のある問題があったりと、若干の変化と全体的に難易度が上がったかなと感じました。


受験生の皆さん。お疲れ様でした。

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