先日、日大藤沢高校の説明会に行ってきました。広い敷地に設備が充実していて、魅力的な私立高校です。今回の記事では、日大藤沢高校について紹介していきます。
日大藤沢高校基本情報 ・その名の通り日本大学の付属校 ・日大生物資源科学部が併設 ・付属校だが内部進学率は50%ほど ・部活動が盛んで強豪運動部も多数 |
充実した学習指導
冒頭にも書いた通り、日大藤沢高校は日本大学の付属校ですが、内部進学率は50%ほどで、半数の生徒は他大学に進学しています。
入学の段階からコースが分かれていて、主に国公立大学や日大の獣医学部などの難関学部への進学を目指す人は特別進学クラスへ。
主に日大のその他の学部や他大学受験を目指す人は総合進学クラスに入ります。
いずれのクラスでも学習サポートが充実していて、無料の放課後講座や入試対策講座が準備されています。
また、長期休暇中にも講習が用意されていて、高い学力を目指す子のための希望性の講習に加えて、部活動よりも優先される、必修の補習もあるということです。
サッカーやラグビー、硬式野球や水泳など、運動部が盛んなイメージの強い日大藤沢高校ですが、勉強にもしっかりと取り組む雰囲気を感じます。
また、説明会の後に、先生に案内していただいて構内を見学したのですが、校舎のいろいろなところに机とイスがあるのが印象的でした。
講師の先生をつかまえて、質問したり、個別指導をしてもらう環境が整っています。ちなみに、専任の先生と講師の先生の比率は大体半数くらいということでしたので、講師の先生も数が多く、約束ができれば放課後にも勉強を見てもらうことができるようです。
本館一階のスペースは放課後は自習スペースになるそうです。 |
日大付属というメリット
日本大学は様々な学部がそろった総合大学です。日大藤沢はその付属校というメリットを存分に活かした指導が行われています。
2年次の文理選択の前に、1年次には日本大学の各学部への1日見学を体験できます。
また、日大藤沢高校は、難関学部である獣医学部への進学者数が全国の日大付属校の中でもNo.1だそうです。
日大藤沢高校が全国の日大付属高校の中でも学力レベルが高いということに加えて、毎日、生物資源科学部のキャンパスを通って通学をするという環境のおかげで、身近に大学生活を感じられるというのは大きいと思います。
ほかにも、生物資源科学部に併設されているということもあり、動物のはく製が実験室に並んでいるのも見せていただきました。もちろん、顕微鏡は一人一台用意されていて、実験を行う設備も“さすがは私立高校”という感じでした。
理系学部への進学以外にも、日本大学には様々な学部があるため、やりたいことに幅広く対応した進路選択が可能です。
しっかりとした学習指導が行われているということ。入学時の学力水準が高いということ。
これらのアドバンテージがあるため、日大藤沢高校で学んでいれば、日大付属高校内での争いとなる基礎学力テストでの内部進学推薦も、基本的には上位で希望学部への進学が叶いやすいということでした。
日大藤沢高校の進路情報
先ほど紹介した通り、日大藤沢高校は付属校ですが、日大への内部進学は半数ほど。そのほとんどが推薦によるものです。
もう半分は他大学に進学していることになります。他大学への進学者の約3分の2は推薦という形で入学しています。
そして、残りの他大学受験生が一般受験をしているということです。
MARCHや早慶上理などの難関大学への合格数も増えていますが、国公立大学への合格実数はやや低めです。お話をしてくださった先生も、国公立大学への進学が増えると、もっともっと選んでもらえる学校になる、とおっしゃっていました。
現段階では、初めから国公立大学への進学を考えている中学生は、ほかの私立高校を検討した方がよいといえます。
ただ、学習指導の手厚さは、付属校の中ではかなり充実していると思います。有名大学である日大への内部進学という選択肢を持ちながら、学力を身に着けていける、ぜいたくな環境ということもできると思います。
・国公立大学合格率はこれからに期待 ・内部進学を視野に学力を鍛えられる環境は魅力的 |
日大藤沢高校に入るために
さて、日大藤沢高校に合格するためには必要な学力はどのくらいなのでしょうか。2025年度春の募集要項が発表されているので確認しましょう。
中2の段階で高内申を確保しておくことがカギです。中3になってから頑張っても、中2の成績の段階で出願資格がないという場合もあります。
中2の成績が重視されるという点は、ほかの私立高校と異なる、日大藤沢高校の募集の大きな特徴です。
推薦入試
■推薦入試 (内申基準)
以下のどちらかを満たすこと(加点あり)
基準Ⅰ | 中2の5教科+中3の5教科 =44/50 ※「2」がないこと |
基準Ⅱ | 中2の5教科=21/25&9教科36/45 中3の5教科=22/25&9教科39/45 ※「2」がないこと |
一般入試
■一般入試 専願 (内申基準)
以下のどちらかを満たすこと(加点あり)
基準Ⅰ | 中2の5教科+中3の5教科 =43/50 ※「2」がないこと |
基準Ⅱ | 中2の5教科=20/25&9教科36/45 中3の5教科=22/25&9教科38/45 ※「2」がないこと |
■一般入試 併願 (内申基準)
以下のどちらかを満たすこと(加点あり)
基準Ⅰ | 中2の5教科+中3の5教科 =45/50 ※「2」がないこと |
基準Ⅱ | 中2の5教科=21/25&9教科37/45 中3の5教科=23/25&9教科40/45 ※「2」がないこと |
加点項目など、詳細は学校からの公式発表資料をご覧ください。
■上記内申基準に達していない場合
一般フリー | 一般オープン |
内申+入試の得点 で合否判断 |
入試の得点のみで合否判断 |
内申基準に成績が達していないがどうしても日大藤沢に入りたいという場合には、上記の二つのうちどちらかを選択することになります。
ただ、合否の判断について、数値が公表されることはないため、どちらを受けるのかは判断が難しいところです。
入試担当の先生がおっしゃっていたのは、内申が1や2足りないくらいだったらフリー、大きく足りない場合にはオープン。3足りないくらいだと… という、学校先生方も言い切れないという感じでした。
目安になる点数は、一般フリーが6割、オープンが7割ということは教えてくださいました。迷う場合には個別に相談をした方がよさそうです。
私立高校は個別の相談にもしっかりと乗ってくれるところが多いです。
説明会・学校見学へ
以前、とあるトップ校(公立高校)志望だった女子生徒が、日大藤沢高校に見学に行き、「日大藤沢高校にも行きたいです」と言っていた子がいたのをふと思い出しました。
たしかに、実際に足を運んでみると、その魅力を肌で感じ、「たしかに憧れるのもわかるな」と納得します。
高校最寄りの六会日大前駅まで、JR相模原駅からは最短で46分、小田急相模大野駅からは23分です。
相模原市から通っている生徒も多数います。少し距離はありますが、それだけ魅力的な学校だということです。
きれいな校舎、充実した設備、手厚い学習指導、魅力的な日大藤沢に興味がある人はぜひ、実際に学校に行ってみてください。
体育の授業や体育祭はこのグラウンドで行われる |
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