ホタル塾では、神奈川県内最大規模の模擬試験である神奈川全県模試を採用しています。最大手塾に通っている子以外は、多くの子が受験している模試と言っても良いと思います。
「模試は受けた後が大事だ!」とよく言われますが、実際にはどのように模擬試験を活用していけばよいのでしょうか。
今回は中1・中2生向けに、模試が終わった後の復習の仕方についてまとめていきます。中学1年生年に2回、中学2年生は年間3回、模擬試験を受けることができます。
3-4月 | 8月 | 12月 | |
中1 | 全県模試 | 全県模試 | |
中2 | 新中2全県チャレンジ | 全県模試 | 全県模試 |
※中2の夏から特色検査対策模試も受験できます
回数があまり多くないからこそ、一つ一つの模擬試験の機会を大切にしていきましょう。受けるだけでなく、受けた後の動きを一緒に確認していきます。
問題用紙に自分の答えを残しておくのを忘れずに!!下級生のうちに習慣にしておこう!記述は無理しなくていいよ!
自己採点
まずは自分の点数に興味を持つ
模試が終わったら、その日のうちにすぐに自己採点をしてください。模擬試験を教室で実施していると、成績が上がっていく子は解答解説冊子を渡した後にすぐに答えを確認します。
反対に、学力が伸び悩む子は冊子を開きもせずにすぐにカバンにしまって帰ろうとします。
まずは自分の勉強の結果に興味を持つことから始めましょう。自己採点はその場で行うと時間がかかるので、なかなか難しいですが、自分のその日の試験の数字に興味を持つのが大切だという話です。
正確に自己採点する
模擬試験が終わって家に帰ったら、すぐに自己採点をしましょう。自己採点はその日のうちにやることが大切です。
神奈川全県模試では塾内実施の場合に自己採点シートが各塾に一枚ずつ渡されるので、ホタル塾ではこれをコピーして一人一枚渡しています。
大切なことは、すぐに自己採点をして自分の結果を受け入れること。そして、正確な自己採点をすることです。
自己採点は、後で正式な個人成績表が模試会社から返ってきたときに、実際の点数と比べます。神奈川県の場合、国語の問五の(イ)は記述式の問題になっているため、数点の誤差は出てしまいますが、それ以外は、ほとんどがマークシート式なので正確な自己採点が可能です。
ここで10点以上の開きがあると、作業力に問題があります。毎回の模試で、自己採点と正式得点の誤差を最小にすることを目指しましょう。
今後、大学受験や検定試験を受けていく中で、自分の自己採点をもとに試験後の勉強計画を立てなければいけないことも出てきます。正式な自己採点ができることは、重要なスキルなのです。
優先すべきは英語の長文と国語
解きなおしは優先順位を決めましょう。
もし、教科間に好き嫌いがないのであれば、解きなおしを優先すべきなのは英語と国語です。なぜなら、本文があって設問に答える読解問題がメインだから。
時間が経ってから英語国語の解きなおしに取り掛かると、せっかく模試の本番で読んだ文章をもう一度読み直さなければいけなくなります。これほどもったいないことはありません。
模試が終わったその週のうちなら、読めば「あぁこういう文章だったな…」というように思い出せるところも多い。なるべく早く、読解問題の直しを終えてしまいましょう。
■時間が足りなかった問題は?
読解問題で時間が足らなかったものは、解答解説を見る前に自力で考えましょう。それで正解を選べるのであれば、時間配分に問題があったということになります。
時間を延長しても解けなかったということは、考え方がわからなかったということです。
①本文のどこに書いてあるのか
②どうすればそこが見つかるのか
③正解の選択肢のどの部分と一致しているのか
④自分の選んだ選択肢が誤りである理由は何か
を自分で書き出しましょう。
このとき、解説冊子を見ても良いですが、自分で本文と選択肢を見比べる作業を絶対にさぼらないことが大切です。
国語の読解問題で、そもそも言葉を知らなかったり、英語長文で本文や選択肢の表現が訳せない場合には知識に問題があります。もう一度覚えなおしましょう。
残りの教科
読解以外の問題は、解けなかった問題を大きく二つに分けていきます。知識がなかった問題と考え方がわからなかった問題です。
知らなかった問題
まずは知識がなかった問題。理科や社会で、単純に知らない用語や性質を説明できない言葉が出てきたら、覚えなおす絶好のチャンスです。
そして、一つの単語がわからないなら、その単元全体が理解できていないととらえるようにしましょう。たまたま理解が浅い単元から出題されたのが一つの用語だっただけで、ほかの用語を聞かれても同じように正解できない可能性が高いです。そう思って覚えなおしましょう。
数学でそもそもどうやって計算すればよいのかがわからなかった問題などは、知識がなかった問題だといってよいでしょう。もう一度問題集に戻って、その単元の類題を繰り返します。
わからなかった問題
次に、考え方がわからなかった問題です。社会の資料の理科の計算問題、数学の図形の問題などは、どのように考えていけばよいのかの道筋がわからないと正解にたどり着けません。
解説冊子をじっくり読んでよいので、まずは正解にたどり着くために自分が思いつかなかった考え方や視点を見つけます。
そして、もう一度同じ問題でよいので、自力で解けるかどうかを試してみましょう。
まとめ
この記事では、全県模試終了直後の模試の解きなおしについて紹介してきました。
・正確な自己採点 |
1週間以内に終わらせることが理想です。学校の勉強もありますし、部活動などやることはたくさんあると思いますが、だからこそ記憶が新しいうちに模試の復習は終わらせてしまいましょう。スピードが大事です。
解説冊子を読んでもわからない問題もあると思います。そんな時には、細かく解説するので質問してください!
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