S値とは? 神奈川県公立高校入試の合否の決まり方
神奈川県の公立高校入試(共通選抜)では、内申(調査書の評定)、学力検査、特色検査などの点数を、高校ごとに決められた比率で合計した数値で選考します。この数値が「S値」です。第1次選考で使う値を「S1値」、第2次選考で使う値を「S2値」と呼びます。
第1次選考では、募集人員の90%までがS1値の高い順に選ばれます。残りの10%は第2次選考で、内申の評定のかわりに中3の「主体的に学習に取り組む態度」の評価を使ったS2値で選ばれます。
S値の計算式
県の「選考の方法と選考基準の見方」による計算式です。a〜dはそれぞれ100点満点に換算した点数、f・g・h・iは高校ごとの比率です。
第2次 S2 = b × g + c × h(+ d × i)
| 記号 | 中身 | 100点満点への換算 |
|---|---|---|
| a 内申(評定) | 中2の9教科の評定合計+中3の9教科の評定合計×2 | 135点満点を100点満点に |
| b 学力検査 | 英語・国語・数学・理科・社会(各100点)の合計 | 500点満点を100点満点に |
| c 態度の評価 | 中3の「主体的に学習に取り組む態度」A=3・B=2・C=1 | 27点満点を100点満点に |
| d 特色検査 | 自己表現検査・実技検査・面接(実施校のみ) | 100点満点に |
f(評定)とg(学力検査)は、それぞれ2以上で合計10になる整数です(第2次のgとhも同じ)。特色検査の比率iは1〜5で、実施する高校だけ加わります。そのためS値の満点は、特色検査がない高校で1000点、ある高校で1100〜1500点になります。
計算例
内申が中2で合計36、中3で合計45(内申は36+45×2=126点)、学力検査が5教科合計370点の場合です。評定:学力検査=4:6の高校なら、a=126÷135×100≒93.3、b=370÷500×100=74.0 なので、S1値は 93.3×4+74.0×6 ≒ 817.3 になります。
重点化とは
高校によっては、特定の教科の点数を最大2倍まで重く数える「重点化」をしています。調査書(内申)は3教科まで、学力検査は2教科まで重点化できます。たとえば「学力検査 英(×1.5)」なら英語の得点を1.5倍で数え、満点も同じだけ増やしてから100点満点に換算します。「点数の高い1教科(×2)」のように、点数の高い教科を重く数える高校もあります。このツールでは、高校を選ぶと重点化を自動で反映し、「考慮しない」に切り替えて比べることもできます。
合格ボーダーから目標を立てる
「内申目標を確認」タブでは、模試の入試予想得点と目標のS1値(合格ボーダーなど)から、必要な内申を逆算します。「目標点数を確認」タブでは、いまの内申から、学力検査の5教科合計の目標点を逆算します。合格ボーダーは、神奈川全県模試の資料や受験情報誌などで確認できます。
このツールで計算できる高校・学科(令和9年度 全日制 共通選抜 190学科)
普通科(92)
鶴見(普通科)、横浜翠嵐(普通科)、城郷(普通科)、港北(普通科)、新羽(普通科)、岸根(普通科)、霧が丘(普通科)、白山(普通科)、市ケ尾(普通科)、元石川(普通科)、川和(普通科)、荏田(普通科)、新栄(普通科)、希望ケ丘(普通科)、二俣川(普通科)、横浜旭〈旭・横浜旭陵の統合校〉(普通科)、松陽(普通科)、横浜瀬谷(普通科)、横浜平沼(普通科)、光陵(普通科)、保土ケ谷(普通科)、舞岡(普通科)、上矢部(普通科)、金井(普通科)、横浜南陵(普通科)、柏陽(普通科)、横浜緑ケ丘(普通科)、横浜立野(普通科)、横浜氷取沢(普通科)、横浜市立桜丘(普通科)、横浜市立金沢(普通科)、新城(普通科)、住吉(普通科)、川崎北(普通科)、多摩(普通科)、生田(普通科)、百合丘(普通科)、生田東(普通科)、菅(普通科)、麻生(普通科)、川崎市立橘(普通科)、川崎市立高津(普通科)、川崎市立幸(普通科)、横須賀(普通科)、横須賀大津(普通科)、追浜(普通科)、津久井浜(普通科)、逗子葉山(普通科)、鎌倉(普通科)、七里ガ浜(普通科)、大船(普通科)、湘南(普通科)、藤沢西(普通科)、湘南台(普通科)、茅ケ崎(普通科)、茅ケ崎北陵(普通科)、鶴嶺(普通科)、茅ケ崎西浜(普通科)、寒川(普通科)、平塚江南(普通科)、高浜(普通科)、大磯(普通科)、二宮(普通科)、秦野(普通科)、秦野曽屋(普通科)、伊勢原(普通科)、伊志田(普通科)、小田原東(普通科)、西湘(普通科)、足柄(普通科)、山北(普通科)、厚木(普通科)、厚木王子(普通科)、厚木北(普通科)、厚木西(普通科)、海老名(普通科)、有馬(普通科)、愛川(普通科)、大和(普通科)、大和南(普通科)、大和西(普通科)、座間(普通科)、綾瀬(普通科)、綾瀬西(普通科)、麻溝台(普通科)、上鶴間(普通科)、上溝(普通科)、相模原(普通科)、上溝南(普通科)、橋本(普通科)、相模田名(普通科)、津久井(普通科)
単位制普通科(18)
神奈川総合(普通科 個性化コース・普通科 国際文化コース)、横浜緑園(普通科)、戸塚南〈横浜桜陽・永谷の統合校〉(普通科)、横浜清陵(普通科)、横浜栄(普通科)、川崎(普通科)、大師(普通科)、三浦初声(普通科)、藤沢東〈藤沢清流・深沢の統合校〉(普通科)、平塚湘風(普通科)、小田原(普通科)、厚木清南(普通科)、相模原城山(普通科)、相模原弥栄(普通科)、横浜市立東(普通科)、横浜市立戸塚(普通科 一般コース・普通科 音楽コース)
総合学科(7)
鶴見総合(総合学科)、金沢総合(総合学科)、藤沢総合(総合学科)、秦野総合(総合学科)、座間総合(総合学科)、横浜市立みなと総合(総合学科)、横須賀市立横須賀総合(総合学科)
専門学科(73)
平塚農商(都市農業科・都市環境科・食品科学科・農業総合科・総合ビジネス科)、相原(畜産科学科・食品科学科・環境緑地科・総合ビジネス科)、中央農業(園芸科学科・畜産科学科・農業総合科)、神奈川工業(機械科・建設科・電気科・デザイン科)、商工(総合技術科・総合ビジネス科)、磯子工業(機械科・電気科・建設科・化学科)、川崎工科(総合技術科)、向の岡工業(機械科・建設科・電気科)、横須賀工業(機械科・電気科・建設科・化学科)、平塚工科(総合技術科)、藤沢工科(総合技術科)、小田原北(機械科・電気科・建設科・デザイン科)、川崎市立川崎総合科学(情報工学科・総合電気科・電子機械科・建設工学科・デザイン科・科学科)、小田原東(総合ビジネス科)、厚木王子(総合ビジネス科)、横浜市立横浜商業(商業科・スポーツマネジメント科・国際学科)、川崎市立幸(ビジネス教養科)、海洋科学(船舶運航科・水産食品科・無線技術科・生物環境科)、川崎市立川崎(生活科学科・福祉科)、二俣川(福祉科)、横須賀南(福祉科)、津久井(福祉科)、厚木北(スポーツ科学科)、川崎市立橘(スポーツ科・国際科)、白山(美術科)、上矢部(美術科)、三浦初声(都市農業科)、吉田島(都市農業科・食品加工科・環境緑地科・生活科学科)、横浜市立横浜サイエンスフロンティア(理数科)、相模原弥栄(スポーツ科学科・音楽科・美術科)、神奈川総合産業(総合産業科)、神奈川総合(舞台芸術科)