令和6年度版 私立高等学校等の授業料・入学金の補助金
この記事では神奈川県の私立高等学校における学費支援制度について紹介しています。神奈川県の高校入試の制度では、公立高校を第一志望とした場合には、併願で私立高校を受験するのが一般的です。私立高校は学費が高いイメージがあり、志望校選択の段階から私立高校を考えないという方もいらっしゃいます。ただ、神奈川県には補助金の制度がありますので、一度中身を確認していただき、実際にどのくらいの費用が掛かるのかを確認していただきたいです。第一志望だけでなく、少しでも通う可能性のある併願校についても具体的なイメージを持っておくことがお子さまにとっても、保護者の方にとっても受験直前期の不安の軽減につながると考えています。
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各制度の補助額
年収は目安となっているので参考としてご覧ください。リーフレットによると、審査の際は所得区分(住民税に基づく基準額を用いた計算の結果)で判断されます。所得区分の確認方法はこのページの下部にて紹介しています。
授業料補助額や入学金補助額が実際に通うことになった学校の授業料や入学金を超える場合、超えた金額は支給されません。
神奈川県央や相模原市にお住まいの方は、東京都町田市や八王子市の私立高校を併願校として受験されるケースもあります。その場合、学校の所在地によって、申請できる制度が異なりますので、以下をご確認ください。
高等学校等就学支援金
高等学校等就学支援金は国の制度です。私立高校に在学する生徒が家庭の状況にかかわらず安心して勉学に打ち込めるように、授業料を補助する制度となっています。
※私立高等学校等に通う生徒が対象となります。県外の私立高校等に通う場合には、学校が設置されている都道府県に申請します。
※解雇や病気で働けないなど、やむを得ない理由(定年退職を除く)によって家計が急変した場合の家計急変支援制度もあります。
学費補助金
学費補助金は県の制度です。私立高等学校等に在学する生徒の保護者等の経済的負担を軽減するため、入学金・授業料を補助する制度です。
※生徒・保護者等ともに県内在住、かつ県内設置(通信制の場合、本部校が県内設置)の私立高等学校等に通う生徒が対象になります。
※保護者等が国外在住等により、市町村税の課税標準額や調整控除の額を確認できない場合は対象となりません。
※対象校は県のホームページをご覧ください。
神奈川県高校生等奨学給付金
神奈川県高校生等奨学給付金は神奈川県に在住の高校生等の保護者等に対して、授業料以外の教育費負担を軽減する制度です。(県外の高等学校等に通う場合も申請できます。)
次の①~③すべてに該当する世帯が対象です
①保護者等が神奈川県に在住 |
②生徒等が令和6年7月1日現在、私立高等学校等に在学 |
③「生活保護(生業扶助)を受けている世帯」又は「保護者等全員の令和6年度の県民税・市町村民税所得割額の合計額が0円(非課税)の世帯」 |
※家計急変により、非課税相当となる世帯に対する給付もあります。
※所得割額の合計が0円(非課税)であれば、均等割額が課税されていても対象となります。
申請の方法
支援の種類によって、申請の方法が変わります。神奈川県から出されているリーフレットでは下記の画像の通りに案内されています。
また、所得区分の確認、計算方法は下記のように案内されています。マイナポータル、および必要書類をお手元にご用意の上、計算式に当てはめて確認することができます。
その他、詳細は神奈川県のホームページをご覧ください。